開発3センター
こんにちは、開発3センターの Yu です。現在は LINEドクターのサーバ開発チームに所属しております。 この記事は、2023年3月末にサービス提供を終了したライブ配信サービス「LINE LIVE」において、今まで行ってきた施策の紹介や大規模サービスならではのクロージングに関わる話を連載するシリーズの4本目の記事です。 はじめに 2015年の初リリース以来、7年以上にわたりライブストリーミングサービスを提供してきた LINE LIVE が、2023年3月をもってサービスを終了することになりました。LINE LIVE CMS はパートナー企業を中心に、LINE公式アカウントを通じて配信したり管理する機能を提供してきました。海外に向けて展開もしていたため、各国の事情も考慮したサービス終了の計画と実行をする必要がありました。 本記事では、LINE LIVE CMSのサービス終了に際して考慮したポイントや、 phase ごとにどのような対応を行ったかを紹介します。 サービス終了時の考慮事項 サービスを終了する際に、大きく分けて下記3点の考慮が必要でした。これらを満たすために2段階の
こんにちは、開発3センターの堀内(horiuchi)です。 現在は LINE ドクターのサーバ開発リーダーとマネージャーをしております。 2015年12月に提供を開始し、2023年3月末にサービス提供を終了したライブ配信サービス「LINE LIVE」では、さまざまな技術的な挑戦や工夫を行ってきました。そこで、今まで行ってきた施策の紹介や大規模サービスならではのクロージングに関わる話を連載していきます。 初回のこの記事は、プロジェクト全体の生産性と安定性の向上を目指して改善してきたことについて紹介します。 プロジェクトの状況や背景 LINE LIVE は7年以上続いてきました。その間に追加された機能は規模が大きく複雑なものも多いため、全ての機能を間違いなく暗記し続けることは不可能です。 また、サービス開発に関わるプランナーやエンジニアを合計すると30人程度の規模になるので、ショートスパンで複数の開発を回していると、担当者によって進め方や品質に違いが生じやすい状況でした。その結果 LINE LIVE では不具合が発生しやすい苦しい状況が続く時期もありました。 ここでは、上記課題の「担当者に
Technical Project Manager at LINE infrastructure
こんにちは LINE Delivery Management Team の Tanigawa です。今回は、LINEの様々な開発拠点で活躍・奮闘するプロジェクトマネジメントのプロフェッショナルを集めて福岡で開催した、Global Technical Project Manager Workshop (Global TPM workshop) の内容をかいつまんで紹介します。 LINEのプロジェクトマネジメント 最近の日本におけるLINEの新展開といえば、LINE Pay や LINEトラベル、LINEほけん など新しいサービスが続々と誕生していますね。これらのサービスの裏では、もちろんさまざまなプロジェクトが発足したりプロダクトが生み出されている訳ですが、この数多くのプロジェクトやプロダクトをLINEはどのように管理し運営しサービスの品質を維持しているのか気になりませんか?LINEではソフトウェア開発のプロセス管理(プロジェクト,プロダクト問わず)のナレッ ジを統合し、開発を促進するプロジェクトマネジメント手法の良いプラクティ